ACTOR


Scott Glenn スコット・グレン

1942.1.26 アメリカ、ピッツバーグ生まれ

幼少の頃は病弱で、一年も病床生活だったこともあるというのは信じ難いほど。
海兵隊入隊や記者の経験が、知性と肉体的な魅力にもなってるのでしょうか。
賞のノミネート経験などなくとも 無冠の帝王、存在感のある素晴らしい 魅力的な役者だと思います。



タイトル前の は、管理人主観のスコット的満足度。 が最高。 は未見。

キャッスルロック(2018)...アラン・パングボーン
スティーヴン・キングとJ.J.エイブラムスが組んで製作した、キングの多くの作品の舞台となっている架空の町キャッスルロックを舞台にしたダークミステリー。キング好きの私としては見るっきゃないけど、面白い!!ショーシャンク刑務所の地下に捕らわれた謎の青年が発見され、キャッスルロック で不穏な事件が次々起こる。青年は悪魔なのか?というもの。この青年をビル・スカルスガルドがやってて、ふとした表情に「IT」のペニーワイズを見出し「怖っ」となるし、雰囲気作りが凄くうまい俳優。しかも大きな目で美形。9話の彼はかわいくて不憫。それまで主演のアンドレ・ホランドが 積み重ねてきたものを全部ひっくり返した。共感力を持つ女性役メラニー・リンスキーもいい。だが最高の存在感を見せるのがビル・スカルスガルドとシシー・スペイセクとスコット・グレン。7話が素晴らしく、アルツハイマーを患うルース(スペイセク)が現在と過去を行き来しつつ、狂信的な夫への 不信と愛する保安官アラン・パングボーン(グレン)への思慕の記憶を蘇らせ、そして完結する現実の悲しさと美しさに泣けた。ベテラン二人、演技と味が素晴らしい。スコット・グレンがパングボーンってのがたまらない。「ニードフル・シングズ」ではエド・ハリスがやってたパングボーンだよ!! ホント、キングファンがニヤリとするような要素てんこ盛りのこのドラマ、音楽もいいし「ダークタワー」読みたくなってしまう。

Marvel ザ・ディフェンダーズ(2017 TV)...スティック

Marvel デアデビル(2015〜16 TV)...スティック

LEFTOVERS(2014,2017 TV)...ケヴィン・ガーヴィ・シニア

ペーパーボーイ 真夏の引力(2012)...ww

ボーン・レガシー(2012)...エズラ・クレイマー
CIA長官の役ですが、「ボーン・アルティメイタム」の時よりよかった。というのは少し体の動きがあったから(爆)。でも最初に出てきたきりですからね〜出番が少ないというのは変わらない。

エンジェル・ウォーズ(2011)...賢人
ベイビードール(エミリー・ブラウニング)ら少女達にミッションと注意事項を与え、サポートしてくれる賢人役。キモノだったり軍服だったり、何気においしかったりする。深く皺が刻まれ、さすがに老けたとは思うが、眼光鋭く、まだ動けそうだ。それほど動くシーンはなかったけど(^^;)

セクレタリアト 奇跡のサラブレッド(2010)...クリス・チェネリー

ブッシュ(2008)...ドナルド・ラムズフェルド
スコット・グレンはメタルフレームの眼鏡が似合いますから・・とそれは別の問題ですか(笑)。ラムズフェルドは記者会見とかで実物の映像を見たくらいだけど・・この作品の中で"悪の枢軸"ネーミングについて話し合っている時にノートに絵(ライスを描いてた・笑)をせっせとデッサン しているのが面白かった。

最後の初恋(2008)...ロバート・トーレルソン
妻を手術で亡くし、担当の外科医(リチャード・ギア)を訴えた男性の役。ギアをびびらせる厳しい一徹な表情、口を開く前にまず顔だけでインパクトを与える。名前は三番目だけど出番は少ない。でもそういう役だからこそ少ない出番の中に必要な全てを凝縮してる感じはする。

名探偵モンク5 Ep.2(2008 TV)...ロリンズ保安官

ボーン・アルティメイタム(2007)...エズラ・クレイマー
CIA長官の役。この映画の出演者に名前を見つけた時に「きっとお偉いさん」と思ったけれど全くそのとおり。しかーし!彼はデスクに座ってるシーンばっかりだ。本当に立ちも歩きもしない・・。残念です。面白い映画なのにそれだけが不満〜。

フリーダム・ライターズ(2007)...スティーヴ

ブレンダン・フレイザー 復讐街(2006)...シナトラ

セキュリティ9.11(2004 TV)...ジョー・ジョンソン

黒い薔薇(2004 TV)...ピーター・レイク、マーティン・ダライアス

ペインテッド・ハウス(2003 TV)...エリ・チャンドラー
原作はジョン・グリシャムの小説で、この作品でもナレーションを原作者が担当。大人になったルークが、南部で綿花を作っていた祖父と父一家の(たぶん)最後の収穫時期だった少年期の思い出を綴る。厳しい自然で苦しい農家の生活、収穫時期には人手が必要なためメキシコ人を雇うこと、戦争に行った 叔父のこと、北部と南部の大きな生活の違い、頭を抱えるような事態が次々起こるのに腰を据えて対処していく力強い祖父の思い出。淡々としているがいい話だ。その強く包容力のある男の中の男のような祖父をやってるのがスコット・グレン。控えめ、でもその鋭い眼光にはハッとさせられる。力を誇示しない、 正義感を振りかざしたりもしない、でも本物の男。そんな渋さが滲み出てて素敵だ。ちなみにルークの父はロバート・ショーン・レナード。彼も渋くなりました。

シッピング・ニュース(2001)...ジャック・バギット
うぅ、おいしい役だ〜。地元紙の新聞社社長だけど、オフィスにいることなんて稀で 大抵船出して魚とってる。しかし物を見通す力は抜群で、クオイルにコラムを担当させ 鶴の一声で仕切り屋のタートを押え込む。息子との確執があるのだけど、サラリと語られてしまう そのエピソードが よくよく考えたら凄くドラマチックなのだ。ラストもなかなか粋な存在。髪も白く皺も深くなってるけど目の表情、ちょっとした笑顔、声、ますます素敵だったりする。

戦争のはじめかた(2001)...ロバート・リー曹長
物資横流しやドラッグで得た金で贅沢三昧のたるんだ米軍兵の不正を一掃しようと、鋭い目と素敵な笑顔、強硬な手段と実行力を携えて西ドイツ駐屯基地にやってきた新任曹長。いや〜久々にほれぼれするような鬼曹長ぶりです。問題分子で娘まで手を出した主人公(ホアキン・フェニックス)を 追い込む手口には、始めはニヤリとさせられたものの、ラストへの流れは役柄的にもう一押し欲しいところ。エド・ハリスと殆ど絡みがないのも残念だったなぁ。

トレーニング・デイ(2001)...ロジャー
ロス市警の麻薬取締課に志願した若い警官が、先輩のベテラン捜査官にひき会わされる大物の役。ガウンを脱げば見事な筋肉、その太い腕に大きなタトゥー、ベテラン捜査官(デンゼル・ワシントン)とかわす笑顔や抱擁、言葉から彼らは長いつきあいでお互いよく知る仲だと思われる。目をキラキラさせた 笑顔がすごくチャーミングなんですが、あんな展開になるとは・・ひどすぎるでねーかい。さすがに呆気にとらされた。

バーティカル・リミット(2000)...モンゴメリー・ウィック
凄いですよ、初登場シーン。山ごもり中の仙人みたいでスクリーンにどーんとアップで映るとかなり衝撃的(笑)。舞台が雪山なので あの筋肉美が見られないのが惜しい上、決して多くはないアクション・シーンだけど 安定し颯爽とした動きを見せてくれる。

ヴァージン・スーサイズ(1999)...ムーディー神父
ゲスト出演ですね。末娘に自殺されて沈んでいる一家、特に夫人を心配して訪れる神父さまの役。カラーだけが白い黒ずくめのシルエットの素敵なのなんのって!スラリとした体躯で階段を上る後ろ姿なんて、見とれましたね、マジ。

ダブル・ターゲット(1999)...コール
カウボーイスタイルのテキサスの巡査。孤独でちょっと強引な捜査で有名な男。髪は白いけど体型はスマートで、立ち姿がサマになってる。走ってるシーンはちょっとつらそうでしたが、渋くてかなりかっこいいっす。

ネイキッド・シティ/新・裸の町(1998 TV)...ダニエル・マルドーン

ネイキッド・シティ2(1998)...ダニエル・マルドーン

目撃(1997)...ビル・バートン
元警官で 今は大統領のSP。女性関係のだらしない大統領のために 自分の正義感をおさえて次々罪を重ねる破目になる。見ていてつらい役ですね。うまいですけどね。

ファイアーストーム(1997)...パーキンス
山火事の時、空から現場に降下して消火活動にあたる特殊消防隊員の隊長で、脚の怪我のため引退を決意する男。彼の後、隊長となる主人公にとっては尊敬と敬愛と自分のせいで怪我させたという申し訳なさが入り混じった相手。サスペンスの様相も帯びてくるストーリーの 重要人物でもある。消防隊員というと「バックドラフト」思い出させますねぇ、やっぱり。ラストにかけて見どころもうちょっとふやして欲しかったなぁ。

戦火の勇気(1996)...トニー・ガートナー
軍がもみ消した 味方を誤認砲撃した事件の真相を探ろうと主人公につきまとう新聞記者。でも美談を持ち上げる男でもなく、人間としての倫理観を持った男であるため、主人公の心をひらいていく。脇役だけど 大事なキーパーソンだ。

カルラの歌(1996)...ブラッドリー
内戦のニカラグアで民衆の支援をしているボランティアのブラッドリー。混乱している当地の実状を正確に知るために情報を集め、窮地に立たされたニカラグア人をサポートしている。出番は主に後半。そして特にラスト近くに重要な場面が集まっている。裸の寝姿、 豪快な笑い、帽子をとった時サラリと流れる髪、最高です。知性と男くささがこんなに素敵にブレンドしている人って珍しい。

リノ・ギャンブル(1996)...ハリー・ホーキンス

レックレス/逃げ切れぬ女(1995)...ロイド

トールテイル/パラダイス・バレーの奇跡(1995)...J.P.スタイルズ

エスケープ(1994)...デビッド・エクハート

パスト・テンス/殺意のリフレイン(1994)...ジーン・ラルストン
刑事で新進小説家でもある男で、隣家に越してきた美女に惹かれ関係を持ってから妙な体験ばかりするようになる男。その体験が現実なのか、それとも悪夢なのか判断に苦しみながら真相に近づこうとする。特筆すべきはやはりララ・フリン・ボイル相手の ラブシーン。オールヌード披露です。バックスタイルが美しい。それからサングラスかけてバイク乗ってるシーンがとてもかっこいい。スリムなジーンズもよくお似合いです。

バックドア/告発白書(1994)...ウィリアム・リックマン

ザ・スローター/赤い迷宮(1993)...スティーヴン・ブロデリック

必殺処刑コップ(1993)...ダン・ボーン
ロス市警の凶悪犯専門の秘密組織SISのリーダー。かつて相棒だった若い警官を見込んでメンバーにするが、凶悪犯の現行犯逮捕のやり口に不満を持たれ、対立するようになる。精鋭組織にいなくてはならない人物でありながら、その心の闇が問題となるような 役なんですね、またしても。だからラストは好きじゃない。でもボーンは魅力的な男だったりする。オールバックの髪(でも最初は浮浪者風!)でジャケット着たら本当にスマート。腕の筋肉素晴らしいので、知性派行動派どちらもOK。出て行ったグラマラスな妻の写真に語りかける シーンが愛らしい。笑顔も爽やか。

刑事ジョン・ケイン/影なき殺人者(1992)...ジョン・ケイン

ザ・プレイヤー(1992)...本人としてカメオ出演

男が女を愛する時(1991 TV)...ヘンリー

羊たちの沈黙(1991)...ジャック・クロフォード
FBI訓練生クラリスの上官で、猟奇的な連続殺人事件の担当刑事の役。知的で抑え目な演技で、ジョディ・フォスターの好サポートをしている感じ。撫で付けた髪と銀縁眼鏡、トレンチコートが素敵。

バックドラフト(1991)...ジョン・アドコックス
ロン・ハワード監督だし 好きそうな作品と思って見たら、スコット・グレンも出ていて嬉しくなってしまった。カート・ラッセルの消防隊のベテラン消防士だが、話が進むにつれ その心の葛藤が明らかにされてくる。ラストは悲しいです。

レッドオクトーバーを追え!(1990)...バート・マンキューソ
アメリカの潜水艦ダラスの艦長役。追跡中のレッドオクトーバーが亡命したがっているのかも・・という推測を信じかねながら、大きな勝負に出てくれるプロフェッショナルな器の大きさが魅力。かっこいいです。

ミス・ファイヤークラッカー(1989)...マック・サム
ミスコンに挑戦する小娘に思いを寄せるくたびれた中年男。彼女のあるがままの姿を目を細めて眺め、賞賛してくれる男なのだが、出生時に仮死状態で生まれた自分の人生をオマケの人生と呼び、さすらいの苦労が祟ったのか結核で、なのに酒も煙草も やめない男。優しい人なのに自分を大事にしないのね・・。オープニングで名前が一番に出てくるというのに出番少ないんだよ〜主役かと思ったら違う。謎めいた素敵な役ではあるけれど、期待しちゃった分寂しい気が。とほほ。

サイゴン(1988)...デクスター・アームストロング

ダブル・エージェント/二重スパイ ヨーロッパ大逃亡(1988 TV)...クロフォード

ギャングランド/カポネが最も恐れた男(1987)...ヴァーン・ミラー

ジョージアの熱い風(1986 TV)...ウィリー・クロフト

シルバラード(1985)...エメット
あう〜渋くてかっこいい。もう頭から激しい撃ち合いシーン。弟がケビン・コスナーで そちらが愛嬌者なのに対し、兄のエメットは 情は深いが静かなる男。地味だけど銃も(女も・・たぶん)腕は確か。姉の一家が危険な目に遭ったと知って、頭の傷に巻いた布をはずし、 髪がバラッと落ちるシーンがすごく好き。あ〜もうかっこよすぎ。

ワイルド・ギースII(1985)...ジョン・ハッダード

ザ・リバー(1984)...ジョン・ウェイド
土地を守り続ける農夫(メル・ギブソン)を苦しめる土地開発先導者。だが農夫の妻メイ(シシー・スペイセク)と昔恋仲で今もなお思いを寄せている。悪役ポジションだけどその恋心ゆえに冷徹ではない。メイの幼い娘の汚れた口元を拭ってやる仕草など優しさにあふれている。 最後の行動も粋。

ザ・キープ(1983)...トリスメゲスタス

ライトスタッフ(1983)...アラン・シェパード
アメリカの七人の宇宙飛行士の一人で、初めて有人飛行に成功したアラン・シェパード役。ホセ・ヒメネスというコメディアンのまねがそっくりで、愉快な男ながらしめる所はビシッとしめる すごく魅力的なキャラ。私がスコット・グレンを好きになったのは、この作品。

最後のサムライ/ザ・チャレンジ(1982)...リック

マイ・ライバル(1982)...テリー・ティングロフ

アーバン・カウボーイ(1980)...ウェス・ハイタワー
がぶり寄りになりそうなくらい、セクシーダイナマイツなスコットさん。仮釈放の前科者でブル(ロデオみたいなの)に乗るのがうまい“本物のカウボーイ”ウェスの役。鍛えぬかれた上半身の筋肉美の見事なこと。それが黒のシースルーTシャツ越しにアピールされるんですからね。すごい。 フェロモン放出が思いがけないくらい大量だったので、モロに被爆。

地獄の黙示録(1979)...リチャード・コルビー
さすがに若いよ〜。カーツ暗殺の指令を受けて彼の元に赴きながら 配下になってしまった士官の役。写真でチラリと登場した後、ご本人が現れた時は 手に血をベッタリつけて微動だにしないんですからね。うわぁ・・と思ってるうちに出番は終わる。

怒りの山河(1976)...チャーリー・ハンター

ナッシュビル(1975)...グレン・ケリー

エンジェルズ/地獄の暴走(1972)...ジョン

シヨック!生きていた怪獣ガーゴイルズ(1972 TV)...ジェームズ・リーガー

受胎の契約/ベビー・メーカー(1970)...タッド・ジャックス